岩礁域・サンゴ礁域の岩の上やハマサンゴ類の上に生息する。多毛類(ゴカイ類)の動物。体長は5-7cmほどで、クリスマスツリーに似た2つの傘のようなものはエラとして発達した鰓冠(さいかん)と呼ばれる。刺激を受けると鰓冠を素早く引っ込めることができる。この鰓冠は色彩変異に富んでいて、赤、青、黄、緑など様々な色の個体がいる。タオ島周辺のダイビングポイントにて確認できる。
赤い体色に白い線が入っているのが特徴。クリーナーシュリンプとしても知られており、目の前に手を置くと掃除してくれる。ナイトダイビングの時は、ライトをテラスと目がオレンジ色に光るのですぐに見つける事ができる。タオ島周りのほとんどのダイビングポイントで確認できる。
体は透明で、特に脚はわかりづらい。弟2ハサミ脚は非常に長く強大だが、透明なのでよく見えない。指部のオレンジと間接のレモンイエローに注目すると多少は見つけやすい。腹部には腸が透けて見えることが多い。指部の鮮やかなオレンジ色が「オシャレカクレエビ」の名の由来。
ナイトダイブで見る事ができるロブスターと並んで迫力のあるカニ。茹で上がったかのような真っ赤な甲羅と大きなヒズメを纏っている。
クリーニングシュリンプであるため、目立つように赤と白の紅白カラーになっているのが特徴。昼間は岩の裏側、夜は岩の上に顔を出す。
岩穴や洞窟の入口などの比較的暗い場所で見られる。この属の中では比較的大きくなる種。大型のウツボやハタをクリーニングしている光景が見られる。体は透明で、赤褐色の斑点がある。
イボウミウシの仲間では普通種です。似た種類が多いです。岩の斜面などを見ていると黄色がすごく目立つので、簡単に見つけることができます。タオ島の個体は大きい。
真っ白な体色にブチ(黒の斑点)がついたウミウシ。タオ島海域のダイビングポイントでは、シャークアイランド、マンゴーベイ、ホワイトロック、ツインズ、ジャパニーズガーデンなどで確認できる。
赤、青、黄色など鮮やかな色に覆われたヒブサミノウミウシ。個体が小さいので見つける事が難しいが、この美しさは探す価値あり。似たような色合いの岩場に居る事が多い。
紫のミノを覆ったように見える事からこの名がついたとされる。クラゲなどを餌としており毒素を体内似とり込む事で他の外的から身を守っている。また、褐虫藻を体に宿しており光合成をさせる事によりこの美しい紫色を出している。
サンゴを食料としており、その個体数はサンゴ礁の生態系に大きな影響力を持つ。 サンゴの上にのり、胃を反転させてサンゴ表面を覆う事でサンゴの軟体部を消化吸収する。 棘には毒があり、誤って刺されると患部が腫れる。アナフェラキシーショックも起こすといわれているので駆除などでオニヒトデを扱う場合は注意が必要。近年これにより沖縄のサンゴが死滅している。
どこの海でも見かけるトゲトゲ。日中は岩陰などに隠れており、夜になると顔を出す夜行性。タオ島周辺では、砂地に群れをなしているガンガゼを見る事ができる。
比較的小型のウツボ。体色がサビを帯びたような色をしている事からこの名がついているとされる。岩穴などに潜み、魚類のほか、甲殻類やタコなどの頭足類を好んで食べる。
直径:20~25cm 体表色:青 腕数:5本、一本の脚の長さは10cm以上にものなる大型のヒトデです。他のヒトデと異なり五本の腕は先細りせず、先端は丸みを帯びています。青い個体が多く見られますが、緑色や褐色がかった個体もあります。
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